令和5年司法試験 憲法 答案構成

構成25分 7枚前半 予想B→C評価

 

第1 設問1

1 年齢による区別14条違反について

 法内容の平等、相対的平等、14条限定列挙、「身分」は人が社会において占める継続的な地位であり年齢は一年間その年齢で過ごすという意味で社会において占める継続的な地位だから後段列挙自由にあたり厳格審査

 目的立法事実がない、で終わり

2 性別14条違反

 後段列挙自由「性別」に該当

 目的立法事実なし

3 25条違反

 抽象的権利、具体化されているから、保障されている

 生きる権利そのもの、制度後退禁止→厳格審査

 目的OKだとしても、手段がダメ

4 既存受給者の25条違反

 上に同じ

第2 設問2

1 14条違反

(1)反論

例示列挙

(2)私見 

 例示列挙+①被侵害利益の重要性と②自助努力で脱却できるか

 でも、立法裁量(堀木訴訟)→裁量の逸脱濫用→なし

2 25条

(1)反論

制度後退禁止は根拠ない

(2)私見

制度後退禁止根拠なし+裁量→裁量の逸脱濫用→なし

3 既存の25条

(1)反論

記憶なし

(2)

期待的利益に鑑みて、立法裁量を収縮させるべき

収縮した裁量の範囲は超えてるから違憲

以上

 

労働法で面食らっていたので、気楽に解いた。怪しいと思っていた25条が出題されたので、内心ウキウキした(政教分離が出ると思っていたので、その意味で憲法でも面食らった。)。幸いにも、アガルート講師・渡辺先生の判例スピード講座で、憲法の学説判例について一通り勉強していたので、知識面で遅れをとることはないだろうと思っていた。しかし、問題の所在が多く、構成に多くの時間を割いてしまったため、知識を答案にうまく表現できなかった。

期待を込めてB評価と予想していたが、C評価。表面的な知識を列挙したに過ぎず、問題に具体的に引き付けて論じることができなかった点が敗因と思われる。